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通信『DMN(デイリーミラクルニュース)』6号(98/10/30)掲載分
クレイ・アーティスト:金田みちよ インタビュー
イメージが全て! Image is everything!
ひょんなことから知り合ったクレイ・アーティストの金田みちよさん。
10数年日本を離れていた彼女は、自称「浦島花子」。
SMAPと打ち合わせで会っても、「名前は知ってたけど、そんなに凄いの〜?」
お互いの時間がなかなか調整できず、
彼女が発起人の交流会「クリエイティブ・タレント・ネットワーク(CTN)」の
パーティー会場にお邪魔して、インタビューを決行。
隣では、プロのマジシャンがマジックを披露して、大盛り上りの会場で、
15分間だけのアドリブ取材となりました。たまにはこんなのもアリかな?
彼女のヴァイブレーションが、少しでも伝われば嬉しいけど、
もっと良く知りたい人は、98年11月29日の「マシュマロねんど教室」に参加すべし。
先日発売のTV番組雑誌でもクレイ(ねんど)アート特集が組まれていた。
これからねんどが流行りそうな予感。
Tsuyoshi Yamada
【金田みちよ プロフィール】
クレイ・アーティスト。「こねこねランド」主宰。
1962年鹿児島生まれ。86年サンフランシスコに渡米。88年ニューヨークへ移転。
現地の情報番組製作やNYの月刊情報誌『 The New York,NY 』(日米同時発売)をプロデュース。
92年サンフランシスコへ移転。クレイクラフトでのアート活動をスタート。
作品がTVCMや雑誌等のビジュアルに使われ、
クレイ・アーティストとしての高い評価を得る。
95年再びニューヨークへ移転。
米国最大手の通信会社AT&Tの広告でアメリカンアジアマーケット金賞受賞。
その他、近畿日本ツーリスト、トヨタ等でも作品掲載。
NY「日本クラブ」、NJ「JACLI」でクレイクラフト講師。
97年、日本帰国。テレビCM素材製作や各種イベント等に参画し、
国内ではまだあまり知られていないクレイアートを広めるため、意欲的な活動を展開中。
帰国後の活動としては、
フジテレビ98年春のミニキャンペーン「あったか愛ランド」キャラクター・ジオラマ製作。
ポンキッキーズ(フジTV)にて作品使用。TV番組「SMAP×SMAP」(フジTV)のコーナー「ビストロSMAP」のタイトル製作など。
桜島の灰が苦手で…
山田:最初に、「アメリカへ渡ったのは、桜島の灰が嫌いで」と聞いたんですが(笑)、
そのへんのエピソードを聞かせてください。
金田:鹿児島といったら、活火山の桜島があり、灰が凄いんです。
で、普通の時でも空気自体に灰が舞っている状態で、
こういう所とはちょっと同居出来ないなと思って(笑)、2回ほど脱出を試みたんです。
最初は18才のころ、高校を卒業してからなんですけど1回出戻りして、
改めて体制を整えて、23才の時にカリフォルニアの方に行きました。
山田:個人的に、僕が夢見てたライフスタイルを実際に生きてきた同年代ということで、
正直すごくウラヤマシイ。
で、アメリカに住み着いてから、西海岸と東海岸を行ったり来たりしているけど。
金田:とにかく、自分の夢を叶えるのは自分自身だと思うので、
自分を居たい時に居たい所へ自由に行かせてあげたいというのが、親心?(笑)。
自分が親だとしたら、行きたい気持ちが子供という感じで、
とにかく心のしがらみを作らないことなんですね。
自分が行きたい所には、体験、経験として行かせてあげるってとこかな。
恐れを知らない女の子
山田:子供の頃ってどんな子だったの?
金田:(笑)そうですね〜、親に聞くとなんか凄かったみたいで。
3人姉妹なんですよ。だけど自分の中では、男性的なところもあって、恐れを知らない!
いつもみんなを引き連れて、先頭に立っていた。反面、女性的なところもある。
すごく、両極端な人間だったと思います。
山田:恐れを知らない(笑)。アメリカに向いているよね、その性格は。
金田:そうですね、日本ではちょっと(爆笑)。
校則とか厳しいところにいたもので、しかも鹿児島というところ自体厳しいんです。
で、疑問を持っていたんです。どうしてこんなにがんじがらめに縛られなければいけないのか。
固定観念ってすごい強いところですよね、日本って。
そこで、空気が自分に合ったところに一回脱出というか、自然に行ったんでしょうね。
趣味が仕事になっちゃった
山田:クレイを始めた動機は?
金田:91年に、鹿児島の友達がアメリカに遊びに来た時に、
日本の「パウンド」というねんどを持ってきてくれたんです。
パンフラワー用のねんどなんですけど。
それを使って遊ぶうちに「ねんどって、こんなに面白いんだあ」って、
友達の顔を作ったり、メモ用マグネット作ったりして、
その世界にちょっとづつですけど、自然にのめりこんでいったんです。
最初は、趣味です、趣味(笑)。
山田:クレイ以外に、今までハマッたものはあるの?
金田:そうですねえ、昔は演劇の世界ですね。
山田:演劇やってたの?
金田:ええ、やってた。聖劇から入りました。学校がカトリックだったので。
それから、創作とかやって、あと声優とか。
まあ、メディアとか舞台を使った世界が好きだったんですよ。
あと新聞、「なんとか通信」って自分でミニコミみたいなものも趣味でやってた。
手紙を書くとなると、文字よりもマンガじゃないと駄目なの(笑)。
それから、インタビュアーやったり、ラジオのDJやったり、
テレホンガイドから月刊情報誌、まあニューヨークでもそういったことやってましたね。
日米同時発売の情報誌を作ったり、TVの番組製作など何でもやってました。
山田:なるほど、表現系が好きなんだね。
金田:そうですね。何かものを作るのが、す〜ごい好き。好奇心がいろいろ(笑)。
ホント好奇心の固まりだと思います。好奇心が生きているみたいな(笑)。
さっさと帰ってきました
山田:帰国の動機は?
金田:やはり、マシュマロねんどに出会って!
でもまあグリーンカード持っているので、
日本にもう1回帰って生活するってことは無いだろうと思ってた。
一時帰国みたいに1ヶ月位とか滞在するんだろうなと思ってたんだけど、
白と黒のねんどをミックスしたら、川石みたいなマーブル模様が出来て・・・。
それやった時に、「あっ、これだったら老人ホームとかに持っていけば、
手がちょっと不自由な人でも作れるかな?」と。
これで高齢者の方が生きる喜びを感じられたらと思って。
まあ、とにかく日本人なので、日本のみんなにもこれを伝えたくなって、
そうしたら1ヶ月で帰る決心がついちゃって、さっさと帰ってきちゃった(笑)。
山田:資料みたら、電撃決定だったみたいで(笑)
金田:ほんとにあっという間に!(笑)
もう決めたら「あっ、そうだ! 私の行くところは日本なんだと」(爆笑)。
短期間で出来る作業じゃなかったので、本格的にこれを日本に広めていこうと思って。
それで帰ってきたんです。

ねんどで瞑想?!
山田:クレイと癒しの関係を、どのように考えているの?
金田:みんなにねんどを渡すと、触った瞬間にみんなが変わるんですよね。
私はこのねんどをみんなに渡すだけ。渡せばそこから先は、みんなが感じてくれると思ってるんです。
このマシュマロねんど自体が他の粘土と違って、自分の体温をそのまんま伝えてくれる。
他の粘土は冷たい感じで、体温まで伝わらないですけど、
このねんどは赤ちゃんの肌と同じ。ほんとにふわふわっとしてて。
まあ、触っているうちにみんなの心も癒されるし、
こねこねしているとその人のため込んでいるストレスをねんどが吸収してくれるような、
なんか不思議なパワーを持っていると思うんです。
触れば触るほど、こねこねしながら何か作っていれば、
自然にみんなが感じて来るみたいです。
また、友達に手渡して、一人でこねこね遊んでいると、
「あら、これって自分でメディテーションできるのね」って気付いてくれるから、
なかなかメディテーション出来ない人にとっても、
良いキッカケや手助けになるんじゃないかなと思ってます。
「お遊び」の世界を伝えたい
山田:セッション体験ルームに来た方にねんどをモニターしてもらったんだけど、
みんなハマッている。童心に帰るというか、ものすごい集中力でこねている(笑)。
それは、「楽しい」から集中出来ると思うんだけど。
金田:別に、仕事じゃないし、宿題や課題があるわけじゃないし、お遊びの世界なの。
私がみんなに伝えたいのは、「お遊び」なの。もっと遊んでいいのよ、大人も子供も。ねえ(笑)。
オリジナルだから、アレやっちゃいけない、コレやっちゃいけないというのは無いから。
だから、ハマリやすいんじゃなかなあ?
山田: でも、今の世の中、正しいか正しくないかの基準みたいな固定観念に縛られている。
金田:だからそれを取り払うためにも、このねんどは大事なんじゃないかな。
例えば、お免状取るには、これだけやらなければいけないとか、
そんな強いると誰でもイヤになっちゃう。はみ出したらダメヨ!とかね(笑)。
怒られちゃうと、アートにしろ音楽にしろ、勉強にしろイヤになっちゃいますよ。
とにかく、このねんどやったら、「うわ〜、すご〜い」って感じで、
みんなで面白おかしく遊ぶだけでいいなと。それなら、ハマれるし、童心にも戻れるし。
ほら、小さい時って、無邪気に遊んでたでしょ。
山田:金田さんとファックスや電話でやり取りして感じたんだけど、
「生きることイコール遊び」でしょ(笑)。

地球には遊びに来たの!
山田:普段、何考えてるの?
金田:普段ね〜。ホントにふわふわしていると思うけど(笑)。
自分のキーワードとして、「Image is everything 」なの。
だからみんなにも早くそれに気付いて欲しいなあって。
それを伝えるにはどうしたらいいんだろうって、ねんどやりながら、
CTNというネットワークの会をやりながら、引き合わせをしたいなあと思ってる。
これらを使って、みんな遊んで欲しい。そこでみんながお互い手と手を取り合って、
一緒に相乗効果みたいな感じで、世の中を楽しく明るくしていけばいいなあと思ってる。
自分自身が、遊びにこの地球にやってきたと思ってるから、「みんなであそぼっ!」なの。
で、毎日遊ぶことしか考えてない、はっきり言って(笑)。
山田:地球来る前、どんな星に居たと思う(笑)
金田:う〜ん、イメージとしては、白い雲の上をふわふわと、
みんなエンジェルになって、楽しく遊んでる。
山田:重力の無い世界?(笑)
金田:面白いのは、ここ(地球)でも、重力の無い世界で生きているみたいな感じ。
寝てても無重力になって、意識だけはあるみたいな。
マンハッタン歩いていても、何か無重力で歩いているって感じで、あんまり重力感じない(笑)。
でもみんなも気付けば、この世界でふわふわ生きていけると思うんですけどね。
「Image is everything 」だから、不安とか心配してたら、それを呼んじゃうよって。
ほんとイメージ通りなの。私なんか念が叶う方だから、
あんまり変なことは考えないように気を付けてる。
痴呆症防止にクレイを
山田:日本にクレイが広まると、どう変わっていくと思う?
金田:高齢者問題とかが変わっていくと思う。
2015年には4人に1人が高齢者になるみたいだけど、
それを介護する人達っていうのがすごく少なくなっている状態ですよね。
もし家族の誰かが痴呆症とかになってしまったら、家族が大変だと思うんですよ。
その時に痴呆症防止ということで、
ねんどを活用すると少しは進行を防げるんじゃないかなと思ってる。
あと、入院患者とか、社会復帰したい人達とか、精神的障害者の人達にも、
作品を創って少しでもビジネスになればなあという思いはあります。
山田:今度、MM8のイベントでねんど教室を開いていただくんですが、
MM8会員の人達に一言お願いします。
金田:とにかく、これに触れて、新しいというか本当の自分に気が付いて欲しいな、
パワーのある自分に。イベントを通じて、何か気付いてもらえるんじゃないかなと思います。
楽しみにして来て下さい。ホントに心をオープンにして、童心に戻って(笑)。
絶対ハマりますので。
山田:では、イベントで皆さんと会いましょうということで。
金田:楽しみにしてま〜す。遊んでねえ〜!(笑)
通信『DMN(デイリーミラクルニュース)』6号(98/10/30)に掲載
新しい癒しの提案
マシュマロねんど教室 理屈こねるより、ねんどこねよっ!
第一回(98/11/29)& 第二回(99/05/23)の様子
■すごく楽しかったです。不器用な私ですが、人のまねをしながら、教えてもらいながら、ペースは遅かったのですが、作品が少しずつ増えていって、うれしかったです。 M.Sさん(30歳代・女 性)
■ごく簡単に言うならば、楽しい!の一言です。「おっ、自分にも出来るじゃん」という喜びが本当に久々に湧きあがってくる気がしています。家に帰って眺めてみても、本当に自分の手から生まれた作品がたまらなくいとおしい……。仕事休んで参加して良かったです。 M.Iさん(24歳・女 性)
■とても不思議な体験をさせて頂き、有難うございました。ねんどというには余りにもフワフワ、カラフルで作り易く、時の経つのを忘れてしまう程楽しかったです。娘も参加したがっておりましたが、試験の前日で諦めました。後で、このねんどを渡すと大喜びで色々と造ってました。 C.Mさん(30歳代・女 性)
●またいずれ、金田さんとスケジュール調整が出来たら、
第3回「マシュマロねんど教室−理屈こねるより、ねんどこねよっ!」を企画しますよ〜!
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