|
HOME>>コラム・書評・インタビュー>>インタビュー一覧>>ダン・エステス インタビュー 専門誌『パイレイ』5.6合併号(1994年・MM8刊)より ![]() ヴァイブラサウンド発明者 ダン・エステス氏に聞く ヴァイブラサウンド体験で何が起きているのか (3) ヴァイブラサウンド・セッションをより楽しむ方法 エステス:だからどっちへ行くかによって、加速したり減速したりするわけです。ヴァイブラサウンドがどんな状態を生み出すのかというもともとの質問に戻れば、ヴァイブラサウンドは、同時に両方向に行ける拡大された状態を生み出すと答えますね。あといくつかおもしろいことがあります。まず、ヴァイブラサウンドの体験者の脳波を調べてみると、この拡大状況が分かります。シータ、デルタにいくと同時に、ベータとスーパーベータに拡大します。 同じようなデータが禅の瞑想者にも見られました。あるとき実験をして、ヨギと禅の先生の脳波を追う実験をしてみました。被らが瞑想状態に入った後、大きな物を割るような音をだしたのですが、ヨギの脳波にはそれを認知する様子がまったく見られませんでした。禅の先生はシータ状態を保持しながら、この音に気づいたことを知らせるかのように突出部分が見られましたが、その状態から出てくることはまったくありませんでした。 山田孝男:ヨギは反応してないわけだね。そうするとヨギの場合は眠ってるのに近いわけだよね。 エステス:ヨギの状態は、瞑想でもこっち向き(下向きループ)なのです。どんどん活動がなくなって、サマーディに入ります。プードゥ行者はどんどん活動が高くなって薬も飲むし、走り回り、興奮し、さらに活動レベルが高くなり、ニルヴァーナに入ります。 活動レベルを高めて、変容された意識状態に達する方法は、これまで完全に見逃されていました。プードゥだけでなく他のいろいろなもの、LSDとか幻覚剤は低活動から入るものではありません。逆の方向から人を変容状態にもって行く方法です。たとえば、LSDをとった人たちの中には、その体験を脅威と受け止め、このループから外れて、窓から飛び降りてしまった人もいますが、逆にすばらしい体験をしている人もいるわけです。 これはヴァイブラサウンドのためのすばらしい提案なのですが、ヴァイブラサウンドや特に多くの人の瞑想に対する考え方は、活動をさらに低下させて、これらの人たちをこっち側(下向きループ)にもってくる傾向があります。もしヴァイブラサウンドを体験している問、活動が低下していると感じるときに、呼吸法を使って反対方向にもって行くと信じられないような体験をします。たとえば、フイゴの呼吸をすると、意識が両方向に向かって拡大され、この洞窟に両方向から同時に達してすばらしい体験をします。 山田孝男:こっちの方(下向きループ)にくる人は、ヴァイブラサウンドで眠って、よく眠ったって感じで起きるタイプだろうか。 エステス:そうです。逆に向こう(上向きループ)に行く人は、興奮してこんな風に地上を飛び回ったり、鳥肌が全身にたって、盆の窪の毛もたってしまったと言うでしょう(笑)。 音楽やその人の精神状態、オペレーターのエネルギーなどがすべてこの体験を左右します。 ヴァイブラサウンドは意識のローラーコースター?! エステス:それに、ヴァイブラサウンドを購入する人にも、2つのタイプがありますね。どっちのタイプも、まったく違うタイプであるにもかかわらず、エネルギーがなくて疲れていると言います。最初のタイプは、本当にエネルギーがなくなっている、働き過ぎでエネルギーを使い果たしてしまった人です。 もう1つのタイプは、非常にいろいろ懸念して、常にエネルギーに満ち、発進状態にある人で、このために神経に負担がかかり過ぎ、今にも倒れそうに感じています。この場合はエネルギーがあり過ぎるためなのです。僕みたいな人です(笑)。 その人のことが分かれば、ヴァイブラサウンドをどう使えばよいか分かります。たとえばエネルギーが余っている人が来たときには、「ローラーコースター・ライド」と僕が呼んでいる体験をさせます。これだと体験者をこちら側(高周波側)に押しやります。本当に過熱ぎみで、ガチガチに緊張している人の場合には、リラックスするような音楽をかけて落ち着かせる方法はまったく使えません。この場合には、この体験者がいる状態をさらに進めて、決断を迫るのです。脅威と感じるか、逆の方向に向いてこの美しい体験をするかと。 これは、ストレス減少法を教える原理と同じで、体内の筋肉を緊張させてから弛緩させるという方法です。同じ考えなのですが、ガチガチに緊張し、興奮している人に怖くなるほどの音楽を聴かせると、さらに緊張してヴァイブラサウンドのベッドの縁に両手でしがみつきます。被らは普段とてもマッチョですから、死ぬほど怖がっているなどとはおくびにも出しません。ただこんな風にしっかりとつかまっています(笑)。 その後、その恐怖を覚えるほどの強烈な音楽の後に、とてもリラックスするような音楽を聴かせるのです。つまりこの場合には、最初強烈なスピードで高い活動状態に入り、次の音楽でベッドの縁をつかんでいた手を放して、「あぁ−、良かった。やっと終わった」と弛緩できるは状況を体験させるわけです。するとゆるやかな方へ自然に動き出します(笑)。これを我われは“Oh ,shit!”現象と呼んでいます(笑)。なぜなら、体験者が度たび”Oh ,shit!”と言うからです(爆笑)。 Maya:日本語のニュアンスで言ったら「してやられた!」かしら(笑)。 エステス:それでよく観察して、やわらかい音楽でリラックスしているようであれば、そのまま続けて、さらに深い体験へと等きます。しかし、まだもぞもぞしているようであれば、またローラーコースター・ソングをかけます。そして、揺り椅子の子供を揺らすようにゆすり続けます。どちらの方向へ行ってもいいのですが、回を重ねるごとにますます深く入ります。 戻る 次へ |