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調和の法則 2 Harmonic Law
・ もうひとつ、ここで言及しなければならない成分要素があります。「根源(Origin)」です。倍音列を基本周波数の整数分割比(基本周波数を1/1としたとき、第2が1/2、第3が1/3、、、)であると考えるとき、そこにはもうひとつ、全体の基本周波数に先だって存在する成分要素があります。倍音列のなかに置くと、数学的な不可能性を生じさせるこの要素は、これまで一般的には「定義されない(un-definable)」値(1/0)とされてきましたが、当社の考え方においては、最も重要な構成要素となっています。この根源は、ものごととその源との関係と同時に、ものごととその環境との関係(すなわち、あらゆるものとの基本的相互連結)をも端的に表現しています。根源はスペクトルに現れることはありませんが、その内部に、ビッグバンの最初の瞬間から存在しているのです。
ハーモニー(和声/調和)のなかには、必ず多種多様な部分が相関しつつ存在しますが、
重要なのは、それが「調和した多様性」つまり、統合された全体を基本とする部分同士の関係であるということです。この法則は、オクターブの法則という名でも知られています。相関する各部の関係、すなわち性質の統一(unity of quality)の規則を定義すると同時に、その成長と発展の間にいくつの段階があるか、つまり全体がいくつのパートから構成されているかを明らかにするものです。これは社会の調和の鍵となるものです。多様なものが調和していなければなりませんから。
《訳注=オクターブの法則:音楽、化学、神秘学等多くの分野で用いられる基本法則のひとつ。音楽、振動学においては、基本振動数の2倍の振動数は1オクターブ上の音であり、その間が八つの音に分けられることを指す》
・ ハーモニーには、各部分間の的確な時間的空間的間隔がふくまれています。これは、人為的な時間と世界標準時(universal time)の間に起こりうる差も示唆しています。
・ ハーモニーは、純粋なエッセンスから成り立っています。多くの信念体系は、調和が確立されるまで、浄化(純粋化)の必要について堂々巡りを繰り返します。
・ ハーモニーには、和音(調和)と不協和音(不調和)という二元性がふくまれており、これらふたつの一見相反するものを近づけ、その相違を解決するためには、何らかの力あるいはエネルギーが必要となります。私達はこの概念を、トリユニティ(三統合Triunity)と呼んでいます。トリユニティによって、潜在しているものが確実に調和した状態で現れるようになるのです。
・ ハーモニー(和音の連結)と不協和音についてはどちらが良いかとか、正しいとか、誤っているとかいうことはありません。けれども、連続的(continuous)なものとトランジェント(transient/過渡的一時的)なものという二元性の概念はあります。このふたつは相補関係にある一対というわけではなく、対称(バランス)関係にもありません。このふたつの関係は、不協和音が和音の進行に不連続性を持ち込む際に起こる対立、葛藤を表現しているのです。例えば、反抗(Rebellion)というのは侵略的なトランジェント(過渡特性)の一例ですが、一方、調和(ハーモニー)というのは連続的な機能です。位相空間では、そのふたつの相違が明らかになります。これを音響学的に説明するよい例があります。穏やかに流れ落ちる滝の音と、銃声のスペクトルを分析してみると、どちらのスペクトル分布も、音の大きさ(マグニチュード)は同じですが、銃声の方は、全パーシャルが位相空間内の一点に集中しているのです。このような位相の強制的集束によって、トランジェントが生まれるのです。一方、連続的なまとまりを持ったパーシャルの場合は、具現化サイクルの中いっぱいに分布域が広がります。
《訳注=過渡特性:波形の最高値から最小値へ、あるいはその逆へと変化する瞬間。非常に大きなエネルギーを持ち、音のキレを左右する》